8月中旬以降、起動して数分で勝手にMac Pro(early 2008)の電源が落ち、勝手に(というか停電時に再起動する設定にしているからだが)再起動のジャーン♪という音で起動するという現象に、時々遭遇することになった。まぁ、大概はこの再起動で問題なく使えていたので、あまり気にもとめていなかった。
しかし、この1週間くらい前から、電源落ち後の勝手に再起動はするものの、またもや電源落ちを100%の確率で再現するようになってしまった。おまけに起動音が鳴っても画面が白いまま(アップルマークもなし)だったり、電源部分だかのカチャッという音がするだけで、空回り状態になったり。一気に症状が悪化した感じに・・・。電源ボタン長押ししても強制シャットダウンできないときは。電源コードをMac Proから引っこ抜いて、同時にSMCリセットをしてみました。このSMCリセットを行うと、かなり高い確率で電源落ちせずに稼働するのであります。
ライザーカードを上下段入れ替えても症状は変わらないし、ライザーカード上のメモリの差し込む配置を変えてみても変わらないし、BUFFALO(2GB×2枚)やMemory Americaで初の個人輸入にチャレンジした2GB×4枚(※Memory Americaで2008年3月に個人輸入したときのブログの記事や画像が残っておらず、ブログ復旧時に再現できていません。当時は$389.90で購入したのに、現在は$159.99!)を抜いて、Mac Proにもともと刺さっていた1GB×2枚という構成にしても、電源落ち+勝手に再起動は変わらず・・・。セーフブート(セーフモードで起動)でも、PRAMクリアをしても、症状変わらず。毎日起動するたびに電源落ちしてる最中に、電源コードを引っこ抜いてSMCリセットだなんて、うんざりすぎる・・・。
ライザーカードに問題があるのか、電源部分に問題があるのか、はたまたロジックボードに問題があるのか? と悪い方向にあれこれ考えてしまいましたが、WEBでいろいろ検索していたら、起動時にロジックボードのランプが一瞬点灯するだけならライザーカードは正常で、点滅や長い点灯だった場合にはライザーカードに問題があるとか何とか・・・。すぐさま確認するも、一瞬きれいに点灯するだけで、問題なさそう。Adobe Flash Playerが悪さをするという書き込みも見たので、最新11βにしてみるも症状変わらず。コンソールのログを見てみると、「kernel: IOSurface: buffer allocation size is zero」というのが何度も出てきたあとに電源落ちしている???
念のため、Mac Proに付属してきたDVDのインストールディスクを用いて、Apple Hardware Testの全テストを行ってみました。約3時間かかりましたが、なにひとつ異常はなくパスしてしまいました。
まさか〜とは思いましたが、すでに購入して3年8ヶ月経過してるから、内蔵電池切れ? 今の内蔵電池はCR2032マンガンリチウム電池という、非常に普及したもので、なんと家にも在庫があるじゃないですか! ダメ元でチャレンジしてみるかということで、先ほどグラフィックカードのGT 120をはずし、CR2032の交換をしてみることに。内蔵電池は、ロジックボード上の、グラフィックカードスロットの1番(再下段)と2番の間にあります。こちらの1枚目と2枚目の画像やこちらの5枚目の画像を見ると、PanasonicのCR2032が写り込んでいるのがわかると思います。手持ちの日立マクセルのCR2032に交換して起動してみました。
「kernel: IOSurface: buffer allocation size is zero」というコンソールの記録は相変わらずですが、内蔵電池交換してから電源落ちが発生していません! まさか100円そこらのCR2032でこの症状が直っちゃったのかも!? まだまだしばらく様子を見ないと結論づけることはできませんが、もしかして解決できてたらうれしいなぁ〜。