FUSION IP-Phone SMARTを使う〜CSipSimpleおすすめ設定

FUSION IP-Phone SMARTのアカウント設定が完了しているという前提で、SH-02E向けの個人的なおすすめ設定を書いてみようと思います。(→音質比較実験を行い、さらなるおすすめ設定を変更したので、こちらをご覧ください。)

CSipSimpleアプリを立ち上げ、メニューから「設定」を選びます。簡易設定で有効プロファイルを「常に使用可」「Wi-Fiで使用可」の場合に、電池消費を減らすという意味で、特に有効になるであろう「コネクションキープアライブ」を設定します。全部で6つほどあるので、すべて600に設定します。環境によってはもっと大きい数字でもよいらしいのですが、確実な路線ということで、この値くらいにしました。

続いて、「設定」から「メディア」を選びます。「エコーキャンセル」のチェックは入れたままでよいでしょう。「音声検出」はONにしてみました(OFFとの違いはあまり感じられませんが、一応)。「帯域別のコーデック優先リスト」のチェックをはずします(正規のドコモXi音声SIM契約ならばですが)。

「コーデック」を選び、実用的と思われる、音質や帯域として下記のように一番上に「PCMU 8kHz」、2番目に保険として「GSM 8kHz」を設定しました。「iLBC 8kHz」は条件付であればなかなか高音質でしたが、端末への負荷が高そうなのでやめました。

もしも、低速のMVNO回線SIM契約で利用するならば、「帯域別のコーデック優先リスト」にチェックを入れ、Wi-Fi環境では「早い」方に「PCMU 8kHz」「GSM 8kHz」、3G環境では「遅い」方に「speex 8kHz」「GSM 8kHz」を登録しておくとよいかと思います。

「G722 16kHz」も使えるには使えるのですが、なぜかFUSIONのサーバで使いたがらないようでして・・・。コーデックのリストで一番上に「G722 16kHz」を持ってきても、2番目の有効なコーデックでつながります。ただし、コーデックのリストに「G722 16kHz」1種類だけ登録すると、ちゃんと「G722 16kHz」でつながるという不思議仕様です。

次回は、Wi-Fiと3G環境での音質比較、コーデックの違いによる音質比較、便利なおまけ機能について書いてみたいと思います。

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