葉状腫瘍の可能性が高いと診断された左胸のしこりを、日帰り手術にて摘出してきました。恐がりさんがいるといけないので、サムネールは小さくしてあります。もちろんPC等でクリックすれば撮影したサイズで表示されますので、恐いもの見たさの人はどうぞ(笑)。まずは今朝出かける前にしこりをSH-01Aで接写モードでパシャリ。左腕を上方にあげてしこりが目立つようにしてみました(左側の写真)。どこが出っ張った部分かちょっとわかりにくいので、Pixelmatorで赤い点線を描いてみました(右側の写真)。写真の右端の方が脇側、左端の方が体の中心側になります。手術説明同意書の画像を見ていただけると、場所がどのあたりかわかると思います。
朝ご飯は7時くらいまでに軽くすませるということになってましたが、胃カメラとかじゃないので7時からしっかりたくさんご飯を食べ、7時半すぎに食事を終えました。そうじゃないと、おなかすいちゃって身が持たない〜。夜はしっかり眠れたのですが、満腹後の睡魔が襲ってきたので、ケータイのアラームかけてちょっと仮眠。我ながら肝っ玉座ってますね(笑)。郵便局に用事があったので、ちょっと家を早めに出て郵便局に直行し、あっさり送金が完了したので、そのまま病院へ向かいました。病院の最寄り駅から徒歩4分なのですが、方向音痴のため道に迷いそうになりながらも、なんとか無事到着(なぜか初めて行ったときより道を間違えそうになりました)。
午前11時半頃総合受付に診察券・保険証・ファイル一式(手術同意説明書、手術予約票など)を提出。予定の30分前に到着なので、ちょうどいい感じかな? 月曜日午前中の病院はやっぱり混んでますね。季節性のインフルエンザ予防接種を受けに来る人が続々いました。5分ぐらいですぐ名前が呼ばれ、保険証の返却と診察券入りのファイル一式を持って乳腺外科へ向かいました。ファイルの中にはいろいろ書類が増えてましたが、よく見ず・・・。乳腺外科の外来でひたすら待ちぼうけ〜。仮眠取ったにもかかわらず、ちょっとウトウトしたりして・・・。時計が飾ってないので何時頃かよくわからないものの、たぶん12:15くらいかな、クラークさんが「前の手術がまだ終わってないらしく、手術室があかないので、もう少しお待ち下さいね。」という話しがあり、続いて看護師さんも同じ内容を伝えに来てくれました。そうか、手術が終わっても清掃とかしないと次の手術できないしねぇ〜、とか妙に納得したり。途中手首式の血圧計で計測、手術の時間が近づいてきたと緊張してるはずなのに最高血圧が114と絶好調、体温も36.7℃とバッチリ! 指輪とパワーストーンのブレスレットもはずして準備完璧。ボケーッとしてだいぶ時間がたち、やっと2階の手術室へ向かうことになりました。
看護師さんと一緒にエレベーターで2階へ行き、病棟の間を通って手術室へ到着。重いドアの手前で靴を脱ぎ、ドアの向こうにあるサンダルに履き替えて入ります。入ってすぐのところで、本人確認のため、名前と生年月日、手術の部位が左右どちらかをチェック。そして、荷物を置き、淡いブルーの手術着に着替えます(下半身は到着時のままでOKでした)。手術着にはスナップがたくさん付いてたりして、どうやって着るのかちょっと迷いましたが、単に浴衣のように斜めに合わせてウエストの紐でくくるだけでした。淡いブルーのヘアキャップをかぶって髪の毛を全部中に入れ、準備完了! ちらっと時計を見たら12:53でした。いざ手術室へ。
おぉ〜、部屋の中央にコンパクトな手術台が! BGMが平井堅なので結構ビックリ! 踏み台を使って手術台にあがり横になりました。低反発のマットが敷いてあるので、なかなか寝心地よいです。右指先にパルスオキシメーター(血中酸素濃度測定器)を、右上腕に血圧計を取り付けました。電気メスの対極板を右太ももの外側にべたっと貼り付けました。イソジン液での消毒が始まったのですが、ちゃんと人肌程度に温めてあってビックリ! てっきり冷たいままだと思ってたので。綿にたっぷり含ませたイソジン液の消毒は、想像以上に広い範囲を念入りに行いました。下は左肋骨のいちばん下あたりまで、胸の中心くらいまで、脇の下はもちろん二の腕の上の方、背中側の方までしっかりと消毒。全部で5回くらい綿を取り替えつつ、しこりの部分は特に念入りに消毒されました。それにしてもくすぐったくて、じっとしてるのがしんどかった・・・。手術する部分だけが見えるように、穴が開いた青いシートをかぶせられ、青い布が首の部分に上から垂らして手術中の行為が見えないように遮られました。うぅ〜、本当は生で手術の光景を見たいけど、こればかりはわがまま言えないので仕方ない。しこりの場所をしっかり探り(これが痛い!)、局所麻酔10mlを打つ場所を決め、1カ所目は斜めに突き刺して、2カ所も反対の方向から斜めに突き刺して、3カ所は直下へ届くよう真上から? 針を刺す痛みは、先日の季節性インフルエンザより痛くなかったです。歯ぐきに局所麻酔する方が100倍くらい痛いですよ! 局麻を注射して3分間待たなければいけないらしく、ひたすら先生は麻酔が行き届くようにマッサージ。だんだんしこりの痛みも鈍くなってきて、麻酔が効き始めたんだなと実感できました。触ってる感覚はあるけど、針でつついても痛みはないのを確認して、「では開始します!」という先生のかけ声でいざ手術開始!
ジジッ、ジジッと、電気メスの音とともに少しずつ切り開かれた模様です。まったく痛くないので一安心。縦にある程度切り開かれたのか、傷口を開くようにグイッと引っ張られてるのがわかります。その状態で、少しずつジジッ、ジジッと焼き切られます。角度を変えたりして少しずつ慎重に。本当にちょっとずつちょっとずつ、しこりを傷つけないように少しずつ切り取っているようです。こんどは傷口部分の肉を押し下げ、おそらくしこりをなるべく中に浮かせた状態で奥底の方を切り取ってる感じです。頭では手術の映像を見たいと思っている反面、やっぱり心の奥底で恐いと思っているのか、体に力が入ってしまい苦しくなってきました。特にある程度自由になる右腕にかなり力が入り、右足が軽く震えているのが自分でもわかりました。意識をそらせるようにして、足の震えは止まったものの、右腕の緊張はなかなかとけませんでした。自分の体の肉が焼け焦げる、あの香ばしいにおいは結構いいにおいだと思ってしまい、焼け焦げるにおいに集中すると、なぜか緊張がだいぶほぐれました(笑)。深い部分を切っていると、「痛っ!」と声を上げてしまいました。このあたりはあまり麻酔が効いてないのか切れ始めてるのか? その場所はいったん切除を避け、他の部分を切り取り始めました。しばらくして、また「痛っ!」ということで、局麻10mlが深い部分に追加注射されましたが、針を刺す痛みは感じませんでした。すぐ切除再開したのに、全く痛くなくて、瞬時に麻酔が効いている模様です。あとちょっと〜ということで、痛みはその後感じることもなく、無事切除が完了しました。止血のため部分的に電気メスでジュジュッと焼き固める音が3回くらいしました。体に吸収される抜糸不要の透明の糸で縫うことになり(あれ話聞いてないよ?)、丁寧に縫われること何針だろう? もちろん痛みは全くなくて、何回貫通してるかすらよくわかりませんでした。先生に切り取ったしこりを見るか聞かれたので、もちろん見せてもらいました! 合鴨の挽肉で作ったつみれを少しつぶしたような感じ(梅干しの種みたいな形?)で、白っぽかったです。先生はまるで小さなハンバーグを扱うように、押したり転がしたりひっくり返したりして、よく見せてくれました。「しこりと乳腺との境界が明瞭ではっきりしてて、しこりの表面も綺麗だし、問題がなさそうなので、しこりの部分のみ切り取って、いい乳腺の部分は切ってません」ということで、ちょっとホッとしましたが、直径1.5cmより大きいような・・・。さすがに直径3cmには満たないけど、ぱっと見て直径2.5cmはあるような・・・。まぁ、余分な乳腺を切り取らずにきれいに取り出せたので、めでたしめでたし! 綿でにじみ出ているであろう血を吸い取り、白いテープを上から貼りました。ハイポアルコールで体表のイソジン液を丁寧に拭き取り、白いテープの上に透明の防水テープを貼り付けられました。これらの後処理中、本日はお風呂もシャワーも禁止、飲酒も2〜3日禁止、激しいスポーツとか腕を上げ下げする作業も1週間くらい控え、シャワーは明日からOK、湯船につかる入浴は4日目くらいからOK、4〜5日で防水テープははがしてOK、白いテープは1週間くらいで自然にはがれるのでそれまで放置という説明がありました。何時間かして、傷口から出血することがあるけれど、下の方までどくどく流れ落ちたりしなければ大丈夫、あおたんのように青くなっても問題ないという説明もありました。「しこりは病理に出すので、実体が葉状腫瘍なのか線維腺腫なのかこれではっきりすると思います。」というわけで、やはり最後は病理で正確な診断が付く模様です。「痛くなったら手持ちの痛み止めを飲めばいいけれど、たぶんほとんど痛くないと思うので不要でしょう。」ということでした。「あれ? 内服薬は抗生剤も出ないの?」と疑問を抱きつつこれで、手術完了!
手術着とヘアーキャップを脱ぎ、衣服に着替えました。麻酔が効いているからか、まったく痛くなくて、余裕で袖に腕を通せました。しかし、防水テープ(正確には真ん中がガーゼになっている防水パッド?)の左端がパカパカ浮いちゃってるんですけど・・・ってことで押さえつけておきました。手術室を出て、すぐ目の前の長椅子で看護師さんがくるのを待ちました。時計を見たら13:39でした。しばらくして看護師さんが到着し、乳腺外科の外来へ戻り、術後の説明と次回の予約を取ることになりました。
外来では、「局所麻酔で手術をした方へ」という注意事項のプリントを渡され、先生と同じような説明がありました。そして、病理の結果を聞いて、傷口の確認をするために次回の外来予約を1週間後から好きなときに・・・ということで、10/28(水)の午後にお願いしました。
会計に到着したのが13:55、外来の科によっては受診待ちの患者さんがまだ大勢いましたが、基本お昼休みの時間なのか会計待ちは5人未満でした。割とすぐ名前が呼ばれ、もちろん今回もクレジットカード払いで会計を済ませました。保険が利いて安いとはいっても25,000円くらい払うのかな〜と思っていたら、たったの16,880円でした。いくら小さなしこりとはいえ、外科の医師2名と麻酔科の先生1名と、3人の連係プレーだったのに、こんな安いとはビックリでした。病院を14:07分に出たのですが、なぜか帰りも道をちょっと間違え、タイムロスが・・・。おかげで、病院の最寄り駅に着く頃にモノレールが到着するじゃないですか! 帰りの切符買ってなかったので、ダッシュして購入し、滑り込みセーフ(笑)。傷口が痛くないものだから、手術後だと言うことを忘れて、ほんの少しだけど走ってしまいました〜。
16,880円(3割負担)の領収書の内訳も記載しておきます。
- 初・再診料:600円(再診料になります)
- 病理診断:28,800円
- 手術・輸血:26,850円(手術のみで輸血はしておりません)
- 上記の診療費合計:56,250円(こちらの30%が16,880円になります)
追記:算定ミスがあったようで、病理診断の部分で返金が発生するようです。
家の最寄り駅に着き、胸の防水テープが気になったので、セイジョーに寄ってWIN防水フィルムMサイズ5枚 [ヘルスケア&ケア用品]を買ってみました。そして前から気になっていたドロリッチのカフェゼリーをデイリーヤマザキで買って帰りました。デイリーヤマザキでもSuicaやiDが使えるようになったらしいので、Suicaで決済してみたのですが、ローソンと同じ端末なので、読み取り感度悪い・・・。ファミリマートの端末はSuicaもiDもEdyも感度よくて快適なのになぁ〜。ドロリッチ、今度はベリーミックスとかフルーツミックスも買ってみよう!
帰宅後、かなり汗をかいたものの、痛みは皆無! 昼食を終えてドロリッチも飲み終え満足して、ベッドでしばしゴロゴロ・・・。あれ、しこりのあたりが冷たい! 見てみると、血液と浸出液がブラウスにしみてる〜というわけで、あわててパジャマ用のTシャツに着替えました。録画してあったドラマを見たりして、寝返り打っても痛くない! しかし、またTシャツが冷たくなってきたので、見てみると・・・。白いはずのテープが赤くびちょびちょでして、防水テープにもしみ出してる始末。ちょっとだけダッシュしちゃったのがまずかったのかなぁ? それとも血の気が多いのかしら? 防水テープが浮いた部分からティッシュで液を吸い取ったりしてみました。術後約3時間での状態を接写モードで撮影してみました(下記左側の写真、血が恐い人はクリックしないように!)。ちょっとピンぼけですが、うまくピントが合わず〜。
さらにゴロゴロして、仮眠も取ったりして、夕飯もいつも通りにペロリとたいらげ、ブログを書き始めたのですが、だいぶ出血も止まってきたのかな? Tシャツにもこれ以上しみてこなくなってきたようなので、術後約9時間でどれくらいTシャツが汚れたのか左腕をバンザイして接写モードで撮影してみました(下記右側の写真)。ゆったりしたサイズのTシャツなので、ちょうど脇の下の縫い目のあたりが防水テープの端のあたりに触れるんで、こんな感じになってます。強い痛みはないですが、打撲のような軽い鈍痛というか変な違和感が出てきました。少し傷口が腫れ上がってるせいかもしれません。でも、簡単にバンザイできるくらいなので、どうってことはないですね!