寝る前と比べ、起床してからひどく悪化はしてないものの、足の痛みと赤い腫れ・熱感があるので、やはり皮膚科へ行ってきました。前回の皮膚科の医師は、専門が内科なので、今度は家と最寄り駅の途中にある皮膚科へ行ってみることにしました。ここの皮膚科の医師は、形成外科が専門ですが、皮膚を取り扱うという意味ではベテランでしょうからね。家から通うにしても、こちらの皮膚科のが近いので助かるんですよね、歩き回るのしんどいし。ただ、めちゃ混みだとは前から聞いていたので覚悟してたのですが・・・。
朝一番で行かなかった自分が悪いのですが、43人待ちでした。というわけで、自分の番が回ってくるまで約3時間待ち続けました。 幸いだったことに、新患受付後、5分で目の前の席が空いたので、立ちっぱなしじゃなくてすみました。座り続けて待つのも疲れましたが、立ちっぱなしよりははるかにましだと思いました。
やっと順番が回ってきて診察室に入ると、「初めまして、○○です。」と名前を名乗ってのご挨拶あり。前回の蜂窩織炎の経過を説明し、どんな薬を使いどうなったか、体のむくみが出たこと(内科医はブルフェンの副作用だと診断したこと)、そしてほとんど治ったと思ったらまた同じような症状が出てきたことを告げ、足首を診てもらいました。ついでに、携帯で撮った写真も見てもらいました。
「目立った傷もないし、蜂窩織炎じゃなくって、結節性紅斑じゃないかなぁ? 君ぐらいの年代の女性に多いんだよね。」といいながら、カラー写真豊富な医学書を持ってきて見せてくれました。確かに、虫さされがひどくなったような赤くて熱感のある腫れたしこりのような写真がほとんどでした。
口の中に口内炎のような潰瘍が出来たり、潰瘍性大腸炎のような下痢や血便、全身に発疹が出たりしていないかを聞かれました。これらに該当すると、ベーチェット病が原因の可能性が高いそうです。ベーチェット病は難病に指定されており、映画「解夏」(大沢たかお・石田ゆり子出演)、ドラマ「愛し君へ」(藤木直人・菅野美穂出演)で、世に知られるようになったのではないかと思います。
風邪を引き、なかなか治らず、ずっと咳が出たりしないかとも聞かれました。この場合、サルコイドーシスの疑いがあるそうです。サルコイドーシスも蜂窩織炎と同じように、先日同じTV番組「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」で取り上げられていたような・・・。
あとは経口避妊薬(ピル)や抗菌剤とか特殊な薬を服用し続けたりしていないかとも聞かれました。これらの場合は、薬剤性による結節性紅斑となるようです。
ベーチェット病や薬剤性による結節性紅斑の可能性がほぼゼロの場合は、結節性紅斑の治療は非ステロイド系消炎鎮痛剤を用いるのだそうですが、私の場合の体の浮腫はブルフェンがやはり濃厚だという結論から、非ステロイド系消炎鎮痛剤は使えません。今回は手っ取り早くステロイドを使って過剰な免疫を抑え、炎症を取りましょうということになり、プレドニンじゃなくて、もっと簡単に使えるセレスタミンで十分だろうというお話でした。セレスタミンを毎食後に1錠ずつ7日間ほど服用し、途中で赤身も痛みも腫れもなければ中止してもいいそうです。あまりにも、繰り返して再発する場合には、入院して詳しい検査をした方がいいでしょう(どこに原因があるのかはっきりさせるため)とのことでした。
帰宅後、遅い昼食をとり、セレスタミンを1錠内服しました。ネットで結節性紅斑についてあれこれ見てたら、放っておいても3〜6週間くらいで治癒するが色素沈着を残す場合があるとか、治癒しやすく再発しやすいとか、6ヶ月〜6年くらいで自然に完治する(再発しなくなる)とか、ありとあらゆることが書かれていました。とりあえず、生命の危険性はないらしいので、一安心です。予防法はこれといってないそうなので、やはりストレスや疲労をためないようにするしかないみたいですね。
セレスタミンによる眠気が増してきたため、夕方より仮眠すること4時間半。花粉症の時期にはセレスタミンの眠気といつも格闘していたけれど、今日は皮膚科での待ち疲れがあったのか、爆睡でした。
夕食を済ませ、再びセレスタミンを服用し、数時間が経ちましたが、足首の赤みも少し薄らぎ、痛みや腫れはかわらないものの、熱感はかなりとれました。さすが、ステロイドですね、即効性があります。蜂窩織炎なら細菌感染が原因だから、ステロイドなんて使っていたらもっと悪化してしまうはず
ですよね。セレスタミンで症状がよくなってくれば、やはり結節性紅斑の可能性大なんだろうなぁ?
せっかく蜂窩織炎について調べまくって、詳しくわかってきたのに、今度は結節性紅斑を調べまくらなくては・・・。まぁ、病気のことはいくら知っていても損することはないので、勉強だと思って、いろいろサーチしてみたいと思います(笑)。