T-01Cのカメラで縦向きに撮影した画像をWEBブラウザで表示させると、反時計回りに回転した状態になってしまう〜。今後はずっとカメラは横向きで撮影するしかないなぁ・・・なんて思ってました。しかし、WEBで必死になって検索したら、同じようなことでお困りの方が何人もいるようで。そして、JPEG画像の再圧縮を行わないため、無劣化で回転させることができるソフトを発見しました。
その名は、「Phoeix Slides」という、フルスクリーンで高速なスライドショーができる画像ブラウザだそうで、Exifデータの表示やJPEGのロスレス回転もできちゃうという、優れものです。Mac OS X 10.3以降ならいいということで、最新のLion 10.7.1で使えるのか非常に不安でしたが、ちゃんと動作しました。
このソフトを起動して、上段のカラムからロスレス回転したい画像がある階層に進み、下段にその階層にある画像が一覧表示されます。変更したい画像をクリックし、Fileメニューから「Get Info」を選ぶとExif情報が表示されます。T-01Cを縦向きで撮影した画像だと「Orientation: Right-Hand, Top」と表示されていると思います(なお、横向きで撮影の場合は「Orientation: Top, Left-Hand」と表示ます。)この、「Orientation: Right-Hand, Top」の画像を選択し、EXIFメニューから「Rotate JPEG Files by Orientation Tag」を選んでやると、サムネール画像が縦向きになると同時にExif情報が「Orientation: Top, Left-Hand」になります。
先日のケロちゃん画像をPhoenix Slidesでロスレス回転した画像がこちらです。ファイルのタイムスタンプで、作成日も更新日も変更されてないのが素晴らしいっ!(PreferencesのGeneralで「Don’t change modification date for lossless JPEG transformations」にチェックを入れておく必要があります)。でも、8×8とか16x16とかの倍数じゃないと端数が出ちゃうのよね(右端に8ピクセル分が)。これ結構ショック!
仕方ないので、Phoenix Slidesで右に90°回転させるときに、その端数を切り落とすオプションがあるので、それを実行してみました。JPEGメニューから「Advanced Options…」を選び、Transformation: Rotate Right」にして、「Options: Drop Nontransformable Edge Blocks」にチェックを入れてからConvertボタンを押します。きれいに8ピクセル分切り落とされてましたが、今度はファイルのタイムスタンプが修正時刻になっちゃう・・・。めげずにWEBで探したところ、Lion対応の「ExifDateChange」というExifデータの日時およびファイルのタイムスタンプ日時を変更できるユーティリティを発見! 簡単に日時を変更することができました。この2つの処理を行った画像がこちら。
ちょっと面倒だけど、手間を惜しまなければSafariを始めとするその他のWEBブラウザでもちゃんと表示されるってことですね。これで、レグポンでも気兼ねなく縦向き画像を撮影できる! と、強がってみたものの、DM009SHを始めとするSHARPのスマートフォンなら、こんな面倒なことしなくてもいいんだよね・・・。
あれっ、今回もケロちゃんだと思って撮影したのに、コロちゃんじゃないの! まつげや目の玉の向きが逆だぁ(笑)。そのうちケロちゃんとコロちゃんのツーショット写真でも撮りますか(笑)。