病理診断の結果が出ました

病状説明用紙境界型葉状腫瘍の疑いが高かった乳腺の腫瘍ですが、摘出後の病理検査の診断結果を聞きに行ってきました。やっぱり覚悟はしているものの、もし境界型じゃなくて悪性と言われたら、また胸切り開くのかなぁ〜とか、あれこれ考えて待ち時間も変な意味でドキドキしてしまいました。

やっと自分の順番が回ってきて、名前をアナウンスされたのですが、診察室が1番じゃなくて2番に入るようにということでした。もしかして、悪い結果ではなかったということ?とちょっと期待してしまいました。名医の女医さんは診察室が1番、若手の女医さんは2番だからです。私の執刀医は名医の女医さんですが、同時にこの若手の女医さんも私のしこりの半分以上ををアドバイスを受けながら切除して下さいました。

ドキドキしながら診察室に入り挨拶すると、若手の女医さんは笑顔で「良性でした。」とニッコリ笑顔でほほえんで下さいました。「やった! 境界型じゃなくて良性葉状腫瘍だったんだ!」と心の中で叫んでました。と、思ったら、「良性の線維腺腫でした。」という声が耳に飛び込んできました。思わず「線維腺腫だったのですか?」と先生に聞き直してしまいました。診断結果の書類を見せて下さり、文章が長すぎて覚えきれなかったのですが、「異型細胞は認められない」「良性の線維腺腫と診断する」「乳管が多く認められるが、異常を示すものではない」などと描かれていたと思います。

傷口もずいぶんと治ってきていて状態がよいとのことで、「残った2本の白い細長いテープ(ステリストリップ!?)は自然にはがれるまで無理にはがさないこと。」「糸も溶けるまでそのままにして、(触覚のような糸の端を)洋服などに引っかけないように注意すること。」そして、「6ヶ月後にエコー検査をし、問題がなければ次は1年ごとにマンモグラフィの検査をすればいいこと。」ということでした。というわけで、説明しながら書いて下さった、写真の病状説明用紙をもらい、診察室での話しは5分未満で終わりました(笑)。

会計では前回の返金もあったせいか、ちょっと待ち時間は長かったですが、これでしばらくここの病院ともお別れだと思うと、待ち時間なんてなんのその。やっと名前が呼ばれ、前回精算分と今回精算分は現金で差し引きすることになりました。

10/19(月)の乳腺腫瘍摘出手術の最終的な医療費は12,110円(3割負担)となり、領収書の内訳も記載しておきます。

  • 初・再診料:600円(再診料になります)
  • 病理診断:(28,800円) → 12,900円
  • 手術・輸血:26,850円(手術のみで輸血はしておりません)
  • 上記の診療費合計:40,350円(こちらの30%が12,110円になります)

10/28(水)の領収書340円(3割負担)の内訳は下記の通りです。

  • 再診料:1,120円(再診料+外来管理加算のようです)
  • 上記の診療費合計:1,120円(こちらの30%が340円になります)

術後7日目、傷口よこんにちは

術後7日目乳腺の腫瘍摘出から1週間が経過しました。長いようであっという間の1週間でした。白い細長いテープ(ステリストリップ?)が全部はがれ落ちたら画像をアップしようと思ってましたが、術後7日目(約178時間後)というのもキリがよい日数なのでアップしておくことにします。3mm×25mmの7枚のステリストリップのうち、上から1本目と3本目だけかろうじて残っており(端ははがれつつある)、その他5枚は綺麗さっぱりはがれてしまってます。ぱっと見だと傷口は約20mm弱くらいかな?

縫い終わりと思われる、縫合糸をしばった部分が、カタツムリの触覚みたいになってて、これがTシャツに引っかかって、なにげに傷に響きます。結構糸は固いというかしっかりした芯みたいな強さがあります。人生初の縫合体験なので、この糸が溶ける(吸収される?)のは、いつぐらいになるのか、それも要チェックですね。

それにしても、想像していたよりずっと傷口が綺麗なんじゃないかと思っています。あれだけ狭い傷口から立体的なしこりを取り出すために引っ張ったり押さえたり、相当負荷がかかっていたことを考えれば、とてもきれいな縫い口なのかなと・・・。傷口が乾燥し、ちょっと突っ張る感じもあり、痛いというほどじゃないけどヒリヒリするような、治りかけの傷特有の違和感があったりします。

術後5日目、順調かな?

白いテープだけになりました乳腺の腫瘍を摘出して、ちょうど術後5日目(約120時間後)の状態を、SH-01Aの接写モードで撮影したものです。昨夜遅くに防水テープをはがしてシャワーを浴び、テープかぶれのネバネバを洗い落としたせいか、本日はだいぶ赤みが落ち着いてきました。まだまだかぶれた部分が結構かゆいですけどね。

シャワーを浴びてる最中は、真ん中の細長い白いテープ1枚だけが、ひらひらはがれ気味に浮いたりしちゃったのですが、寝てる間にTシャツと摩擦され、さらに何枚かのテープがめくれ上がってきました。これでも、軽く指で押さえつけて整えてから撮影したんですけどね。

うっすら傷口が透けて見えるのですが、切開した部分の長さは、摘出した腫瘍の大きさに比べれば短そうに見えます。こんな小さな傷口から、電気メスでくるりと腫瘍だけ切り出すなんて、手先が不器用な自分には想像できないテクニックであります。やっぱり摘出中の映像が見てみたかったな〜と、つくづく思ってしまうのでありました。

次は、この7枚のテープが自然とはがれ落ちたときの画像をアップ予定かな?

術後4日目に防水テープをはがしました

術後3日目から防水テープによるかぶれがきつくなってきました。術後4〜5日目にはこの防水テープをはがしてもよいということだったので、やっとの思いで恐る恐るへばりついた防水テープをゆっくりはがしてみました。透明な防水テープが付いていた部分は、べたべたした感触が残っていて気持ち悪く、接着剤によるかぶれで肌が赤くなりちょっとブツブツしていました。傷を直接覆っている細い白いテープは7枚重ねられるようにして貼られていましたが、血液もすでに洗い流されているのか、電気メスで切開した部分がうっすら黄色っぽくなっているだけで、思っていた以上に清潔な状態が保たれているように見えました。

術後4〜5日目から入浴もOKということですが、さすがにちょっとまだ恐いので、防水テープなしでシャワーを浴びることにしました。最初ちょっとシャワーでしみたような感じもあったのですが、防水テープが張り付いていた部分のネバネバもしっかり洗い落とし、さっぱりしました。

シャワーを浴びて血流がよくなったせいか、防水テープによるかぶれがさらに赤みを帯びてしまい、傷口の部分がよくわからないので撮影は断念。明日の昼頃、落ち着いた状態を撮影しようかなと思ってます。

検査分の返金?

術後3日目の今日から通常通りの勤務です。今日は湿っぽくなることはありませんでしたが、防水テープでかぶれてきたのか、かゆくてたまりません! 防水テープ部分がほんのり肌の色が赤っぽくなってしまってます。かきむしらないよう、ひたすら我慢。

帰宅後、家族より乳腺の腫瘍摘出手術を受けたときの会計について、病院から電話があったと聞かされました。なにやら、検査分でキャンセルがあり、返金があるという内容でした。次回水曜日の受診時に領収書を持って行けば返金してもらえるそうです。返金はうれしいのですが、クレジットカード払いにしちゃったので、病院側の返金作業がちょっと手間増えちゃいますね。おそらく全額一旦返品扱いにして、再度売上として請求することになるかと思います。私の職場ではそのように対応してるけど、それで合ってますよね? あれ、返品扱いでもまたPINパッドで暗証番号入れないとダメだったかな? とりあえず、次回受診のときに領収書とクレジットカードのお客様控えを忘れずに持って行かなくちゃ!

術後1日目と2日目のシャワー

術後1日目の状態を見ると出血もほぼないように見えましたが、WIN防水フィルムMサイズ5枚 [ヘルスケア&ケア用品]でさらに補強したにもかかわらず、どこからともなくシャワーの水分が進入し、中の白いパッド部分にたくさん水を含んでしまいました。ほんの少ししみたような感じもありますが、普通の切り傷よりしみることはありませんでした。ただし、含んだ水が防水テープの下端からたら〜っとしみ出てきて、その色が意外と赤いのです。パッド部分も半日くらい前にさかのぼったかのように少し赤みを帯びていました。まだ浸出液に血が混じっているんだなとすぐに実感しました。シャワーを終え、浴室から出てもじわっとしたたり落ちる赤茶色の液をティッシュで吸い取り、無事落ち着きました。

半日だけ仕事復帰した術後2日目の今日。なるべく左腕は激しく上げ下げしないようにしたものの、途中傷のあたりが湿っぽくなってきたのを感じて、ちょっとドキドキしてしまいましたが、出血はなかったようなのでホッとしました。先ほどシャワーを浴びましたが、案の定シャワーの水分が大量に進入してしまいました。最初だけかなり黒っぽくなった液がしみ出たものの、途中からはほぼ透明になりました(すすぎ終わってしまった!?)。パッド部分も2日目は赤みを帯びることはありませんでした。最後にティッシュで吸い取ったときもほぼ透明だったので、ちょっとホッとしました。

術後1日目

乳腺の腫瘍を摘出して、術後1日目(約34時間後)の状態です。昨夜は触ればもちろん多少痛みはあるものの、強めの筋肉痛といった感じで、鎮痛剤は先生のおっしゃるように不要でした。寝返りで目が覚めるようなこともなく、朝までぐっすり眠ることが出来ました。しかし、目覚めてビックリしたことがあります。なんと、右肋骨の一番下、脇腹あたりが傷口と同じくらい痛むのです! 打撲するようなことなどなかったので、よくよく考えてみると、手術中に体が極度に硬直して、右肘で右脇腹あたりを締め付けていたのかもしれません。その時間が長かったせいか、筋肉痛になってる模様です(笑)。人生で初めてこんな場所が筋肉痛になりました〜。

問題の傷口の方ですが、触らなければほとんど痛くないこと、ちょっと手を上げ下げすると浸出液がにじみ出てくるのか、湿っぽく感じることはありますが、化膿して熱を持つようなこともなく、腫れも昨日よりひいてきて、順調に落ち着いてきているんじゃないかと思います。赤くびちょびちょだった白いテープの部分も、今日はだいぶ色合いがトーンダウンしてるのが一目でわかります。Tシャツにも浸出液が付着することがなかったですし・・・。ただ、防水テープの左下部分がはがれあがってきたり、左端も浮き上がって洋服の繊維が張り付いて黒くなってしまっているので、昨日買っておいたWIN防水フィルムMサイズ5枚 [ヘルスケア&ケア用品]を使って、上から防水補強してからシャワー浴びないとダメそうですね。

白いテープと防水フィルム(術後1日目)

乳腺の腫瘍摘出完了!

しこりしこり(赤い点線の内側)葉状腫瘍の可能性が高いと診断された左胸のしこりを、日帰り手術にて摘出してきました。恐がりさんがいるといけないので、サムネールは小さくしてあります。もちろんPC等でクリックすれば撮影したサイズで表示されますので、恐いもの見たさの人はどうぞ(笑)。まずは今朝出かける前にしこりをSH-01Aで接写モードでパシャリ。左腕を上方にあげてしこりが目立つようにしてみました(左側の写真)。どこが出っ張った部分かちょっとわかりにくいので、Pixelmatorで赤い点線を描いてみました(右側の写真)。写真の右端の方が脇側、左端の方が体の中心側になります。手術説明同意書の画像を見ていただけると、場所がどのあたりかわかると思います。

朝ご飯は7時くらいまでに軽くすませるということになってましたが、胃カメラとかじゃないので7時からしっかりたくさんご飯を食べ、7時半すぎに食事を終えました。そうじゃないと、おなかすいちゃって身が持たない〜。夜はしっかり眠れたのですが、満腹後の睡魔が襲ってきたので、ケータイのアラームかけてちょっと仮眠。我ながら肝っ玉座ってますね(笑)。郵便局に用事があったので、ちょっと家を早めに出て郵便局に直行し、あっさり送金が完了したので、そのまま病院へ向かいました。病院の最寄り駅から徒歩4分なのですが、方向音痴のため道に迷いそうになりながらも、なんとか無事到着(なぜか初めて行ったときより道を間違えそうになりました)。

午前11時半頃総合受付に診察券・保険証・ファイル一式(手術同意説明書、手術予約票など)を提出。予定の30分前に到着なので、ちょうどいい感じかな? 月曜日午前中の病院はやっぱり混んでますね。季節性のインフルエンザ予防接種を受けに来る人が続々いました。5分ぐらいですぐ名前が呼ばれ、保険証の返却と診察券入りのファイル一式を持って乳腺外科へ向かいました。ファイルの中にはいろいろ書類が増えてましたが、よく見ず・・・。乳腺外科の外来でひたすら待ちぼうけ〜。仮眠取ったにもかかわらず、ちょっとウトウトしたりして・・・。時計が飾ってないので何時頃かよくわからないものの、たぶん12:15くらいかな、クラークさんが「前の手術がまだ終わってないらしく、手術室があかないので、もう少しお待ち下さいね。」という話しがあり、続いて看護師さんも同じ内容を伝えに来てくれました。そうか、手術が終わっても清掃とかしないと次の手術できないしねぇ〜、とか妙に納得したり。途中手首式の血圧計で計測、手術の時間が近づいてきたと緊張してるはずなのに最高血圧が114と絶好調、体温も36.7℃とバッチリ! 指輪とパワーストーンのブレスレットもはずして準備完璧。ボケーッとしてだいぶ時間がたち、やっと2階の手術室へ向かうことになりました。

看護師さんと一緒にエレベーターで2階へ行き、病棟の間を通って手術室へ到着。重いドアの手前で靴を脱ぎ、ドアの向こうにあるサンダルに履き替えて入ります。入ってすぐのところで、本人確認のため、名前と生年月日、手術の部位が左右どちらかをチェック。そして、荷物を置き、淡いブルーの手術着に着替えます(下半身は到着時のままでOKでした)。手術着にはスナップがたくさん付いてたりして、どうやって着るのかちょっと迷いましたが、単に浴衣のように斜めに合わせてウエストの紐でくくるだけでした。淡いブルーのヘアキャップをかぶって髪の毛を全部中に入れ、準備完了! ちらっと時計を見たら12:53でした。いざ手術室へ。

おぉ〜、部屋の中央にコンパクトな手術台が! BGMが平井堅なので結構ビックリ! 踏み台を使って手術台にあがり横になりました。低反発のマットが敷いてあるので、なかなか寝心地よいです。右指先にパルスオキシメーター(血中酸素濃度測定器)を、右上腕に血圧計を取り付けました。電気メスの対極板を右太ももの外側にべたっと貼り付けました。イソジン液での消毒が始まったのですが、ちゃんと人肌程度に温めてあってビックリ! てっきり冷たいままだと思ってたので。綿にたっぷり含ませたイソジン液の消毒は、想像以上に広い範囲を念入りに行いました。下は左肋骨のいちばん下あたりまで、胸の中心くらいまで、脇の下はもちろん二の腕の上の方、背中側の方までしっかりと消毒。全部で5回くらい綿を取り替えつつ、しこりの部分は特に念入りに消毒されました。それにしてもくすぐったくて、じっとしてるのがしんどかった・・・。手術する部分だけが見えるように、穴が開いた青いシートをかぶせられ、青い布が首の部分に上から垂らして手術中の行為が見えないように遮られました。うぅ〜、本当は生で手術の光景を見たいけど、こればかりはわがまま言えないので仕方ない。しこりの場所をしっかり探り(これが痛い!)、局所麻酔10mlを打つ場所を決め、1カ所目は斜めに突き刺して、2カ所も反対の方向から斜めに突き刺して、3カ所は直下へ届くよう真上から? 針を刺す痛みは、先日の季節性インフルエンザより痛くなかったです。歯ぐきに局所麻酔する方が100倍くらい痛いですよ! 局麻を注射して3分間待たなければいけないらしく、ひたすら先生は麻酔が行き届くようにマッサージ。だんだんしこりの痛みも鈍くなってきて、麻酔が効き始めたんだなと実感できました。触ってる感覚はあるけど、針でつついても痛みはないのを確認して、「では開始します!」という先生のかけ声でいざ手術開始!

ジジッ、ジジッと、電気メスの音とともに少しずつ切り開かれた模様です。まったく痛くないので一安心。縦にある程度切り開かれたのか、傷口を開くようにグイッと引っ張られてるのがわかります。その状態で、少しずつジジッ、ジジッと焼き切られます。角度を変えたりして少しずつ慎重に。本当にちょっとずつちょっとずつ、しこりを傷つけないように少しずつ切り取っているようです。こんどは傷口部分の肉を押し下げ、おそらくしこりをなるべく中に浮かせた状態で奥底の方を切り取ってる感じです。頭では手術の映像を見たいと思っている反面、やっぱり心の奥底で恐いと思っているのか、体に力が入ってしまい苦しくなってきました。特にある程度自由になる右腕にかなり力が入り、右足が軽く震えているのが自分でもわかりました。意識をそらせるようにして、足の震えは止まったものの、右腕の緊張はなかなかとけませんでした。自分の体の肉が焼け焦げる、あの香ばしいにおいは結構いいにおいだと思ってしまい、焼け焦げるにおいに集中すると、なぜか緊張がだいぶほぐれました(笑)。深い部分を切っていると、「痛っ!」と声を上げてしまいました。このあたりはあまり麻酔が効いてないのか切れ始めてるのか? その場所はいったん切除を避け、他の部分を切り取り始めました。しばらくして、また「痛っ!」ということで、局麻10mlが深い部分に追加注射されましたが、針を刺す痛みは感じませんでした。すぐ切除再開したのに、全く痛くなくて、瞬時に麻酔が効いている模様です。あとちょっと〜ということで、痛みはその後感じることもなく、無事切除が完了しました。止血のため部分的に電気メスでジュジュッと焼き固める音が3回くらいしました。体に吸収される抜糸不要の透明の糸で縫うことになり(あれ話聞いてないよ?)、丁寧に縫われること何針だろう? もちろん痛みは全くなくて、何回貫通してるかすらよくわかりませんでした。先生に切り取ったしこりを見るか聞かれたので、もちろん見せてもらいました! 合鴨の挽肉で作ったつみれを少しつぶしたような感じ(梅干しの種みたいな形?)で、白っぽかったです。先生はまるで小さなハンバーグを扱うように、押したり転がしたりひっくり返したりして、よく見せてくれました。「しこりと乳腺との境界が明瞭ではっきりしてて、しこりの表面も綺麗だし、問題がなさそうなので、しこりの部分のみ切り取って、いい乳腺の部分は切ってません」ということで、ちょっとホッとしましたが、直径1.5cmより大きいような・・・。さすがに直径3cmには満たないけど、ぱっと見て直径2.5cmはあるような・・・。まぁ、余分な乳腺を切り取らずにきれいに取り出せたので、めでたしめでたし! 綿でにじみ出ているであろう血を吸い取り、白いテープを上から貼りました。ハイポアルコールで体表のイソジン液を丁寧に拭き取り、白いテープの上に透明の防水テープを貼り付けられました。これらの後処理中、本日はお風呂もシャワーも禁止、飲酒も2〜3日禁止、激しいスポーツとか腕を上げ下げする作業も1週間くらい控え、シャワーは明日からOK、湯船につかる入浴は4日目くらいからOK、4〜5日で防水テープははがしてOK、白いテープは1週間くらいで自然にはがれるのでそれまで放置という説明がありました。何時間かして、傷口から出血することがあるけれど、下の方までどくどく流れ落ちたりしなければ大丈夫、あおたんのように青くなっても問題ないという説明もありました。「しこりは病理に出すので、実体が葉状腫瘍なのか線維腺腫なのかこれではっきりすると思います。」というわけで、やはり最後は病理で正確な診断が付く模様です。「痛くなったら手持ちの痛み止めを飲めばいいけれど、たぶんほとんど痛くないと思うので不要でしょう。」ということでした。「あれ? 内服薬は抗生剤も出ないの?」と疑問を抱きつつこれで、手術完了!

手術着とヘアーキャップを脱ぎ、衣服に着替えました。麻酔が効いているからか、まったく痛くなくて、余裕で袖に腕を通せました。しかし、防水テープ(正確には真ん中がガーゼになっている防水パッド?)の左端がパカパカ浮いちゃってるんですけど・・・ってことで押さえつけておきました。手術室を出て、すぐ目の前の長椅子で看護師さんがくるのを待ちました。時計を見たら13:39でした。しばらくして看護師さんが到着し、乳腺外科の外来へ戻り、術後の説明と次回の予約を取ることになりました。

外来では、「局所麻酔で手術をした方へ」という注意事項のプリントを渡され、先生と同じような説明がありました。そして、病理の結果を聞いて、傷口の確認をするために次回の外来予約を1週間後から好きなときに・・・ということで、10/28(水)の午後にお願いしました。

会計に到着したのが13:55、外来の科によっては受診待ちの患者さんがまだ大勢いましたが、基本お昼休みの時間なのか会計待ちは5人未満でした。割とすぐ名前が呼ばれ、もちろん今回もクレジットカード払いで会計を済ませました。保険が利いて安いとはいっても25,000円くらい払うのかな〜と思っていたら、たったの16,880円でした。いくら小さなしこりとはいえ、外科の医師2名と麻酔科の先生1名と、3人の連係プレーだったのに、こんな安いとはビックリでした。病院を14:07分に出たのですが、なぜか帰りも道をちょっと間違え、タイムロスが・・・。おかげで、病院の最寄り駅に着く頃にモノレールが到着するじゃないですか! 帰りの切符買ってなかったので、ダッシュして購入し、滑り込みセーフ(笑)。傷口が痛くないものだから、手術後だと言うことを忘れて、ほんの少しだけど走ってしまいました〜。

16,880円(3割負担)の領収書の内訳も記載しておきます。

  • 初・再診料:600円(再診料になります)
  • 病理診断:28,800円
  • 手術・輸血:26,850円(手術のみで輸血はしておりません)
  • 上記の診療費合計:56,250円(こちらの30%が16,880円になります)

追記:算定ミスがあったようで、病理診断の部分で返金が発生するようです。

家の最寄り駅に着き、胸の防水テープが気になったので、セイジョーに寄ってWIN防水フィルムMサイズ5枚 [ヘルスケア&ケア用品]を買ってみました。そして前から気になっていたドロリッチのカフェゼリーをデイリーヤマザキで買って帰りました。デイリーヤマザキでもSuicaやiDが使えるようになったらしいので、Suicaで決済してみたのですが、ローソンと同じ端末なので、読み取り感度悪い・・・。ファミリマートの端末はSuicaもiDもEdyも感度よくて快適なのになぁ〜。ドロリッチ、今度はベリーミックスとかフルーツミックスも買ってみよう!

帰宅後、かなり汗をかいたものの、痛みは皆無! 昼食を終えてドロリッチも飲み終え満足して、ベッドでしばしゴロゴロ・・・。あれ、しこりのあたりが冷たい! 見てみると、血液と浸出液がブラウスにしみてる〜というわけで、あわててパジャマ用のTシャツに着替えました。録画してあったドラマを見たりして、寝返り打っても痛くない! しかし、またTシャツが冷たくなってきたので、見てみると・・・。白いはずのテープが赤くびちょびちょでして、防水テープにもしみ出してる始末。ちょっとだけダッシュしちゃったのがまずかったのかなぁ? それとも血の気が多いのかしら? 防水テープが浮いた部分からティッシュで液を吸い取ったりしてみました。術後約3時間での状態を接写モードで撮影してみました(下記左側の写真、血が恐い人はクリックしないように!)。ちょっとピンぼけですが、うまくピントが合わず〜。

さらにゴロゴロして、仮眠も取ったりして、夕飯もいつも通りにペロリとたいらげ、ブログを書き始めたのですが、だいぶ出血も止まってきたのかな? Tシャツにもこれ以上しみてこなくなってきたようなので、術後約9時間でどれくらいTシャツが汚れたのか左腕をバンザイして接写モードで撮影してみました(下記右側の写真)。ゆったりしたサイズのTシャツなので、ちょうど脇の下の縫い目のあたりが防水テープの端のあたりに触れるんで、こんな感じになってます。強い痛みはないですが、打撲のような軽い鈍痛というか変な違和感が出てきました。少し傷口が腫れ上がってるせいかもしれません。でも、簡単にバンザイできるくらいなので、どうってことはないですね!

白いテープと防水テープ白いTシャツ

胸のしこりは葉状腫瘍と診断されました

手術説明同意書今日は、先日予約しておいた胸のしこりを見せに行ってきました。

半日勤務だったので、仕事を終え、朝のうちに買っておいたウィダーインゼリーのエネルギーイン(マスカット味)で180kcalを速やかに補給し、急いで電車に乗って病院へ向かいました。本当はもっといつものようにたくさん食べたいところですが、時間がないので仕方ない!

やっぱり緊張してきちゃって、ドキドキしながら初めて歩く道のりはたったの4分といえど、長く感じました。病院に入り、初診外来の受付をし、受診票にあれこれ書き込んで提出。しばらくすると、名前が呼ばれて書類や診察券が入ったクリアファイルを渡され、建物の奥の方にある乳腺外科まで行き、部屋に入ると明るくてきれいでビックリ! 20人くらい患者さんがいらっしゃいました。受付にファイルを提出し、問診票を渡され記入して、提出。

今日の午後の外来は女医さん2人なので、どちらの先生に当たるかわからず・・・。診察室のドアが開いた時に患者さんを送り出すかけ声は、たぶん私が知ってる女医さんの方だと思いました。

待ち時間が長いとは聞いていたので覚悟はできていましたが、なんだかやはり緊張が・・・。

何分待ったのか覚えてないのですが、名前を呼ばれ、マンモグラフィを撮影。普通大きな病院ではマンモグラフィを取るために予約、結果を聞くために予約、エコーの予約、結果を聞くために予約などと、かなり受診しなくてはならないのですが、ここは受診1回目からマンモグラフィの撮影とは無駄がない診察体制で感動です!

女性の技師さんがマンモグラフィの説明をしてくれ、いざ撮影。くすぐったがりやの私はちょっと悪戦苦闘。おまけに握力というか筋力がないので、ベストポジションの体勢を保つのに一苦労。力んじゃいけないって言うけど、この体勢は力まずに維持できないし(笑)。技師さんは格闘技のように必死にがんばってくれているので、こちらも我慢するしかない! 技師さんは本当に重労働だなぁと感心してしまいました。両胸横方向と縦方向の2方向を撮影し、さらにしこりの部分がしっかりきれいに写るようにもう1枚、合計で5枚撮影しました。挟まれた時の痛さは個人差があるけど、耐えられないような痛さじゃないから我慢ですね〜。きれいにしっかり撮影するためには少しでもぺちゃんこになるように挟まなくちゃいけないわけですから。

再び待合室で名前を呼ばれるのを待つ・・・。

名前が呼ばれ、今度は診察室に入る。よかったぁ、念願の女医さんでした! しこりの経歴と自覚症状等を話し、マンモグラフィの結果からは葉状腫瘍の可能性が高いという説明がありました。そして、すぐさまとなりの診察台でエコーを撮ることに。先にも書きましたが、受診1回目にしてマンモグラフィにエコーとダブルでやってもらえるのは初めてです。両腕をあげて頭の後ろで手を組み、念入りにエコーでチェックおよび撮影。他のスタッフさんたちも「久しぶりにようじょうしゅ(と私には聞こえた)の患者さんだ」とエコーの場に寄ってたかって来ました。このしこりは珍しいタイプなのかな? かつて先生に細胞診をやってもらったこと、近隣のドクターのことなど話し、私自身も少し緊張がほぐれたと思います。

先生は念入りにエコーを見て、「後でちゃんと説明するけど、100%と言っても間違いないくらい、悪性ではなさそうだから、細胞診とかマンモトーム生検しても意味ないと思うのね。きっと中間群(=悪性でも良性でもない)の結果しか出ないと思う。それでもさらなる検査をしたいというのであればしますけど、どうします?」という感じで。

診察台から降り、診察室のいすに座り、もうちょっと詳しい説明が。「線維腺腫と背中合わせみたいな感じの、葉状腫瘍というものだと思います。画像を見る限り、悪性ではないけれど、急激に成長して大きくなっちゃったりすることが多いタイプの腫瘍です。私の所に、2cmだったしこりが急に大きくなって駆け込んできたら、7cmにも成長してたりとか、そういうこともあるんです。もしかしたらこのまま大きくならずにすむかもしれないけど、エコーで見ると、非常に血流が多い(エコーの写真でオレンジや青く色がつく)タイプの乳腺なので、今後成長する確率が高いと思います。血流がほとんど見受けられない枯れたようなおっぱいなら、成長しにくいんですけどね。○○さんの場合、血流豊富の若々しいおっぱいなので、このしこりは取ってしまった方がいいかと思います。」なかなかユニークな表現で笑い出しそうになってしまいましたが、「中でしこりが破れたら、それが収集つかなくなりどんどん拡がったり、脳や肺に遠隔転移したりすることもあるので、小さいうちに切り取った方がいいかと思います」という、現実味ある話も出てきました。焦って今すぐ切らなくてもいいとのことでしたが、来年になったらすぐ花粉症が出始めてうんざりだし、もし急激にしこりが大きくなったら手術する時の傷がその分大きくなってしまうことを考えたら、さっさと切り取ってしまった方がいいとすぐ自分の中で決断することができました。「先生、切除して取っちゃって下さい!」と返事したら、「来週の月曜日に手術どうですか?」と言われ、さすがに仕事のシフトのことがあるので10/19(月)に手術してもらうことにしました。

先生は黄色い「手術説明同意書」なる用紙を取り出し、胸のイラストを描き始め、しこりの場所、メスを入れる場所(しこりの外周約1.5cm切開で、皮膚は伸びるのでしこりと同じくらいの直径で十分取り出せること)、局所麻酔(歯医者さんの麻酔と同じ)、摘出(しこりより少し大きめに周りの乳腺をつけた状態で完全摘出)、病理(しこりを少しずつ薄くスライスして、悪い細胞がないか念のためチェック)と記載しながら説明してくれました。

手術は日帰りだそうで、心配性の人は1泊2日コースになるそうです。病院にお泊まりするより家でゆっくりしたいので、もちろん日帰りを選択。しこりより大きめに切り取るのに(WEBで調べたところ、おそらくマージンは1cm位?)、しこりの直径くらいの切開ですむというのにもビックリ。おまけに縫わないから抜糸の必要もないそうです。テープでぴたっと貼り付けるとか? パックリ傷が開いたりしないのかちょっと不安だけど、おとなしくしてれば大丈夫なんでしょう、日帰りでいいくらいですから・・・。

となりの部屋に移動して、看護師さんから手術について説明を受けました。当日の朝は7時までに軽く食事を済ませること、化粧・マニキュアはせず爪は短く(全身状態観察のため)、時計・アクセサリー・ヘアピース・カツラを事前にはずす、着脱しやすい前開きの服装、など・・・。入浴に関しては術後に説明があるそうです。

会計に行く前に採血室に寄って、3本分血を採られました。

会計は夕方5時近くになっていたのですが、結構な人数の患者さんが会計待ちでした。15分くらいで名前が呼ばれ、5,930円と安くて驚きつつも、クレジットカード決済できるのをあらかじめ知っていたので、ポイントゲット!などと思いながら病院を後にしました。

5,930円(3割負担)の領収書の内訳も記載しておきます。

  • 初・再診料:2,700円(初診料になります)
  • 検査:11,950円
  • 画像診断:5,120円
  • 上記の診療費合計:19,970円(こちらの30%が5,930円になります)

胸のしこり

先日、生活習慣病予防健診なる健康診断を申し込み、ずっとあることを考えていました。8年前くらいからできた胸のしこりもやはり診てもらっておくべきだよなぁ〜と。8年前には自宅から近くのドクターに診てもらい、触診のみだったのですが、問題なさそうだから毎月自分でチェックするようにチェックの仕方を習って終わりでした。

このしこり8年前からそうなのですが、女性ホルモンと関係があるのか、疼いて痛いんですよ。まるで頭痛がそのまま胸のしこりで起こっているのと同じ感じです。比較的痛みに強い私は痛み止めを飲まずに過ごしてきましたが、痛がりの人はロキソニンとかが必要かと思います。

近隣のドクターが5年前に開院した初日、クリニックチェックも兼ねて、久しぶりに気になっていた胸のしこりをエコーで診てもらい、後日細胞診もしてもらいました。近隣のドクターは細胞診用の器具を開業前に勤めていた国立病院で調達してきました(笑)。乳腺外科じゃなくただの外科ですし、開業したてですから無理もないですね。エコーではしこりは直径が1cmくらいで境界は明瞭、中身もきれいな感じに見受けられ、可動性もよく、良性の所見だということでした。細胞診は太い注射針で3カ所抜き取り、かなり痛かった記憶があります。細胞診の結果はClass 2なので、問題はなさそうだけど要経過観察になりました。

14年前に別の件で国立病院の外科にお世話になり、とある女医さんに細胞診をしてもらったことがあります。近隣のドクターは国立病院でこの女医さんと同じ外科で一緒に働いていて、おまけに医学部時代から同級生だそうで・・・。もし悪そうな時はこの女医さんとっても優秀だから紹介してあげると約束してもらっていました。後々、TVでもこの女医さんを見かけるようになり、乳がんの権威であると知りました。

その後検査をサボり続け・・・現在に至ります。乳腺線維腺腫にも似て非なるようなこの症状、やはりほっといてはいけないですしねぇ〜。9月に健康診断を受けるついでに、胸のしこりも久々に検査を受けようと決意し、昼休みに鎌倉市の乳腺外科に電話をしてみました。横浜市在住なのになぜ鎌倉市?と思われるかと思いますが、国立病院の外科勤務だったこの女医さんが、最近になって鎌倉市の病院に移ったことを知っていたからです。

鎌倉市の乳腺外科に予約したわけですが、非常に予約が混雑しているので、初診を受け付けたくない雰囲気が・・・。紹介状もない状態ですし、最近の乳がん検診で引っかかったわけでもないですからね。しかし、しこりが1cm以上の大きさで、痛いこと、この5年検査は受けてないが、かつては細胞診でClass 2だったことを伝え、「それならやはり直接見ていただいた方がいいですね」と9/9(水)受診の予約にたどり着くことができました。混雑してるっていうから、2〜3ヶ月先かと思いきや、意外にも早く予約が取れてよかったです。

胸のしこりは、自分で触れられたりする自覚症状がある場合は、通常最初から検査等も保険が利くことが多いはずです。自覚症状がなく、早期発見目的の場合は、乳がん検診を受けることになります。40歳以上なら、市町村の補助がある場合が多いと思います(横浜市のがん検診を参照)。

健康診断に続き、胸のしこりも経過をブログに書いていきたいと思います。